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pain control

今日は日勤の後に研修会に参加!
テーマは「がんの痛み・・アセスメントに役立つ知識」
うちの病棟医が講師だったんだけど、実は昨晩、病棟の飲み会があったのでみんな今日は疲れ気味・・。
私もウトウトしちゃいました。なのに、先生は元気爆発。
ある意味尊敬です(笑

今日はマジメに研修について復習してみましょ~。
ナース系じゃない人には難しいかも・・・ゴメンナサイ。

日本は麻薬の使用率は他の国に比べると低いらしい。
そして、徐痛率も60%と低め(先進国は80-85%らしい)

その理由の一つは「日本人は痛みの表現が下手」というもの。
日本は言葉に出さなくても察し合う国。
そんな国ではイタイイタイと言わなくても、その人の痛みを分ってあげなくてはいけない・・・そんな文化が良しとされている国。でも、実際それは難しい・・・だから結局は痛みがきちんとコントロールされてなくて患者さんが我慢している状況らしい。

痛みにはいろいろある。生理的なもの、炎症性のもの、神経因性のもの、精神的なものなどなど。たくさんの痛みが混ざっている場合ももちろん多い。

そこで、痛み止めの出番。

モルヒネなどのオピオイド系が効くのか、非ステロイド系が効くのか、抗不安薬で対応できるのか・・。そして、定期のものを軸にレスキュー(AUSで言うbreakthrough)でさらに痛みをカバー。

日本ではフェンタネスト系の薬剤にようやく保険がきくようになり、今、パッチが大活躍中。モルヒネが効かなかったり、副作用が強かった人には強い味方になってます。
そして、オキシコンチン(oxycontin)も大活躍なものの、オキシコドン(oxycodone)系でレスキューとして使える薬剤がない!!!そう、AUSでいうEndoneがないそうです。まだ開発中だとか??
だから、オキシコンチンを使ってる人でも、レスキューはモルヒネ系だったりする。
日本はpain controlに関しては遅れているんだぁと改めて感じた1日でした。

そして、シリンジポンプ(AUSではシリンジドライバー)で24時間持続的に麻薬を使い、痛みをコントロールもしています。
日本は持続静脈注射(CIV)が主。AUSでは持続皮下注射(CSC)ばかり。
日本でいいな、楽だなって思ったのは、レスキュー(breakthrough)が必要であれば、CIVの中の薬液を1時間分とか早送りすればOKっていうこと。わざわざ、また麻薬を取り出して、チェックしてもらい、シリンジに詰めて・・・ってことはしなくていい。
痛みのある患者を待たせなくてもいいし、これ、かなり楽デス。

03_34

*****↑↑↑これがシリンジポンプ↑↑↑******
1時間ごとの量(この場合1.5ml)をダイアルであわせて使います。
**************************

AUSでもホスピスにいたのは3ヶ月だけで、pain controlについては勉強不足(>-<)
今日は第1弾だったので基本的なことだけだったけど、また次回も参加してきます♪

家では眠くて勉強できないし、研修会は面倒だけど助かるわぁ。

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コメント

なるほどー@日本のことが分かってかなり、いいわ。Miru先生、ありがと!Miruからいろいろ教えてもらわないと、日本のPalliativeのことなんてちっとも分からないもの。すっごい、ありがたいです@

なんか、いい面、悪い面、半々ね。。。でも、全て、日本語で研修会、仕事、出来るっていいね。何て、楽なの@また、いろんな情報待ってまーす!頑張ってね!

投稿: Nyanyo | 2006/05/31 09:51

日本の疼痛コントロールってAusと違って
どっちも一長一短ね…。
モルヒネもっとガンガン使えばいいのに、と
心の中でふと思う。
Ausに慣らされた結果ね。
Endoneがないのは、自分もネットで読んで
「作る順番、むしろ逆じゃね?」
とか普通に疑問で一杯になってしまいました。

パッチとオキシコドン系の薬が使えれば
前みたいにモルヒネ副作用で使えない人々が
痛みで苦しまなきゃいけない状況が改善されて
少しはまともな緩和ケアが提供出来るようになるかすら?

投稿: とんとと | 2006/05/31 11:26

Miruサンキュ!
お勉強になりました!
モルヒネの使用量が少ないのは知ってたけど
そこまでナンバー違うのねぇ~

でも、わたしもとんちゃんに賛成。
もぉすこし麻薬使用量緩和ケアで取り入れられたらいいのに。だって少しでも安らげる時間をホスピスで過ごせることが大事だと思う。

投稿: マミー | 2006/06/01 09:55

>Nyanyo
ほんと日本のpalliative careのことって未知だったから、少しずつだけどわかってきておもしろい。でも、Nyanyoの言うとおり、良い面悪い面半々だね。
AUSのいいところをここで少しでも伝えていけて、取り入れてもらえたら凄いんだけどね。

>とんとと師匠
モルヒネ、もっと使ってもいいと思うよねぇ~~!!
歳いっちゃってる先生とか、昔の情報しか知らない先生とか、『モルヒネは60mgまで』っていうよくわかんないことを言ってる人がいるらしいよ。
そんなのを聞くと、先生方、もう少し勉強してください!って感じだったわ。

>マミー
そうよね。痛みガマンしたりしてたら、緩和ケアの意味ないしね。
もっともっと、私も勉強してみなくちゃっ。
と言いつつ、いつも寝ちゃってる私。
のんびりイキマス。へへ。

投稿: miru | 2006/06/03 14:07

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